最初に買ったサイコンは、今も引き出しの中にあります。
太田川放水路沿いを走り始めてすぐの頃、スマホをハンドルに固定して走っていたのですが、夏の炎天下で画面が全然見えなくて。焦ってAmazonで「サイコン 安い」と検索して3,000円くらいのやつをポチりました。届いてみたら、センサーのペアリングがまったくできませんでした。1時間格闘して諦めました。
「また使わないもの買ってきたん?」と妻に言われたのは、確か去年の夏だったと思います。
それから結局4機試すことになって、ようやく「これでいい」という組み合わせに落ち着きました。同じように迷っている方の参考になればと思って書いておきます。
サイコンを選ぶときに気にしたこと
作業療法士として18年やってきた身からすると、サイコン選びは「スペックより使い勝手」だと思います。42歳になると視力も落ちてきて、走りながら小さい文字は読めません。日差しの強い宮島街道を走るとき、液晶が反射して見えないのは本当に困るんですよね。
あとはGPSがあるかどうかです。コースを記録したくて始めたので、これは外せませんでした。心拍計やパワーメーターとの連携は、最初は「どうせ使わないだろう」と思っていたのですが、今は毎回使っています。
実際に使ったモデルの話
Garmin Edge 130 Plus — まず迷ったらこれ
重さ33g、ボタン操作だけで完結します。速度・距離・獲得標高・心拍数(センサーは別売)を表示できて、GPS精度も不満がありませんでした。白黒液晶ですが、屋外での視認性は意外と悪くなかったです。炎天下ではカラーより見やすいと感じる場面もありました。価格帯は2万円前後です。
子どもが起きる前の5時台に家を出るとき、眠い頭でも迷わず操作できるのがありがたかったです。
Wahoo ELEMNT BOLT V2 — 設定の楽さが段違い
スマホアプリで全部設定できます。「サイコンの設定に30分かかった」という話をよく聞きますが、これは本当に10分で終わりました。LEDインジケーターがナビ代わりになって、画面を見続けなくていいのが安全面でもよかったです。価格帯は3万円前後です。
白黒液晶なので、夕暮れ時の尾道のような光の変化が激しい場面では少し見づらいこともありました。
Garmin Edge 540 — 数値でトレーニングしたくなったら
パワーメーター対応、ClimbPro機能、コースガイダンスつきです。VO2maxの推定値やトレーニングステータスも表示されます。ソーラー充電モデルもあります。価格帯は4〜5万円台です。
最初は「こんな機能いらない」と思っていたのですが、呉から江田島を渡るライドで獲得標高と心拍の関係を見るようになってから、数値でトレーニングを組み立てる面白さに気づきました。忙しい中でやるなら、効率が全然違うんですよね。
Bryton Rider 420T — コストを抑えたい最初の一台に
台湾Bryton製です。GPS・心拍・ケイデンス対応で、センサーセット込みでも2万円以下に収まります。日本語表示対応です。
ロードバイク本体にお金をかけた後、サイコンに5万円は正直しんどいです。「まず試してみる」なら十分すぎる性能だと思います。価格帯は1万円前後(センサーセット込みで2万円以下)です。
Wahoo ELEMNT ROAM V3 — 知らない道を走るなら
大型カラー画面とターンバイターンナビゲーションが充実したフラッグシップです。価格帯は5万円台です。
広島市内から宮島街道を抜けて知らない道に入るとき、地図がしっかり見えるのは本当に助かるんですよね。子どもたちと約束した時間に帰るためのルート管理も、これがあると頭を使わなくていいです。
予算別に選ぶなら
- まず試したい(〜2万円)→ Bryton Rider 420T
- シンプルに使いたい(2万円前後)→ Garmin Edge 130 Plus
- 本格トレーニング派(4〜5万円台)→ Garmin Edge 540
- ロングライド・ナビ重視(5万円台)→ Wahoo ELEMNT ROAM V3
サイコンを付けてから、走り終わった後にデータを眺める時間が増えました。距離とか心拍とか、数字を見ながら「今日は脚が残ってたな」とか「太田川の向かい風がきつかった」とか振り返るのが、今は一番好きな時間かもしれません。
引き出しの中の3,000円サイコンは、そろそろ処分してもいい気がしています。

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