先月、太田川沿いのサイクリングロードで盛大にパンクしました。チューブ交換を終えてそのまま走り続けたのですが、家に帰ってから気づきました。補修パッチ、忘れてきていました。CO2インフレーターも1本しか持っていなかったから、もう1回パンクが来ていたら詰んでいたところでした。
ロードバイクを始めてもうすぐ2年。最初のうちは宮島街道を走るにしても尾道へ向かうにしても「まあなんとかなる」くらいの気持ちで携行品を決めていました。携行装備の組み方でライドの安心感がかなり変わると気づいたのは、正直ここ最近のことです。
今日は実際に使ってきたサドルバッグとツールボトルの話を書いておきます。最初に盛大に失敗した話から始めますので、これから選ぶ方の参考になれば嬉しいです。

最初に買ったサドルバッグ、走行中に落とした
ロードバイクを買った最初の週に、ホームセンターで売っていた1,200円くらいのサドルバッグを買いました。チューブとレバーを突っ込んで満足していたら、3回目のライドで走行中にマジックテープが外れて落下してしまいました。
帰り道に息子が「なんか後ろで変な音してたよ」と言ってきました。振り返ったらサドルの下に何もぶら下がっていませんでした。太田川放水路のあたりで気づいたのですが、落とした場所はずっと手前だったので回収もできませんでした。チューブとレバーが道路の上を旅しているわけです。
あれ以来、固定方式と素材だけはちゃんと確認してから買うようにしています。
サドルバッグかツールボトルか
この2択は走るシーンと荷物の量で決まります。どちらが優れているというわけではなく、使い方の問題です。
サドルバッグはサドルの下にぶら下がるタイプで、容量が取れます。0.5〜1.3L程度あれば、チューブ・工具・補給食・お金まで全部入ります。50km以上のロングライドには素直にこっちが楽だと思います。デメリットは荷物が重くなると重心が高くなることです。
ツールボトルはボトルケージに挿すタイプで、重心が車体の中央寄りに来て安定します。見た目がすっきりして走行中のバタつきも少ないです。ボトルケージが2つあれば片方をドリンク、もう片方にツールボトルを挿すのが定番スタイルで、荷物を最小限にしたいときに向いています。
自分の場合、週末の太田川沿いのロングライドにはサドルバッグ、早朝の30km前後の練習にはツールボトルと使い分けているのが今のパターンです。
実際に使ってみた話
TOPEAK エアロウェッジパック
価格帯:2,500〜4,500円
ロードバイク2年目の今もメインで使っているサドルバッグです。SサイズとLサイズがあって、自分はLサイズ(1.27L)を使っています。防水ジッパー採用なので雨に降られても中身が濡れたことはありません。形状がエアロっぽく設計されていてロードバイクのシルエットに合います。最初の1個目に何を選ぶかで迷っているなら、まずこれで問題ないと思います。
ORTLIEB マイクロ
価格帯:8,000〜12,000円
防水バッグで有名なドイツのORTLIEB(オルトリーブ)のロードバイク向けモデルです。容量は0.5Lとコンパクトなのですが、IPX6相当の完全防水で土砂降りのなかでも中身を完全に守ってくれます。素材が丈夫で3〜4年は余裕で使えそうな耐久感がありました。価格は高めですが、長く使うつもりなら結果的にコスパは悪くないんですよね。
ELITE ティコ ツールボトル
価格帯:1,500〜2,500円
イタリアのボトルブランドELITEのツールボトルです。フタを開けると筒の中にチューブ・タイヤレバー・CO2インフレーター・携帯工具がちょうど1セット入ります。一般的なボトルケージにすっと収まるサイズ感で、走行中の音鳴りもほぼありません。ツールボトルを初めて試すなら値段的にも手を出しやすい一本だと思います。
LEZYNE フレックスキャディ
価格帯:3,000〜5,000円
米国LEZYNEのツールボトルです。ELITEより一回り大きく、チューブ2本・工具・補給食を入れてもまだ余裕がありました。ソフトな素材なので中身に傷がつきにくく、シリコン製のフタが密閉性を高めてくれます。「ツールボトルだと荷物が入りきらない」と感じている人には向いているモデルだと思います。
APIDURA レーシングサドルパック
価格帯:10,000〜15,000円
英国APIDURAのロードバイク専用サドルバッグです。0.8Lと1.3Lの2サイズ展開です。最大の特徴は走行中のバウンシング(揺れ)を最小化する固定システムで、ペダリング中にバッグがほとんど動きません。作業療法士として18年間ずっと人の体の動きを見てきたこともあって、装備の揺れがペダリングへ与える余計な干渉は個人的にかなり気になっていました。その点でAPIDURAは他のバッグとは明らかに別格でした。予算に余裕があるなら一番お金を出す価値があると感じたモデルです。
比較表
| 商品名 | タイプ | 容量 | 価格帯 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| TOPEAK エアロウェッジパック | サドルバッグ | 0.55〜1.27L | 2,500〜4,500円 | 初心者・コスパ重視 |
| ORTLIEB マイクロ | サドルバッグ | 0.5L | 8,000〜12,000円 | 完全防水・長く使いたい |
| ELITE ティコ | ツールボトル | 標準 | 1,500〜2,500円 | コスパ重視・ツールボトル入門 |
| LEZYNE フレックスキャディ | ツールボトル | やや大容量 | 3,000〜5,000円 | 荷物多め・音鳴り気にする人 |
| APIDURA レーシングサドルパック | サドルバッグ | 0.8〜1.3L | 10,000〜15,000円 | 揺れを最小化したい人 |
今の自分のサドルバッグに入っているもの
参考までに書いておきます。
- 予備チューブ × 1本、タイヤレバー × 2本
- CO2インフレーター × 1本+補修パッチ
- 携帯マルチツール(アーレンキーセット)
- 千円札 × 1枚(補給や輪行タクシー代)
宮島街道を往復60km走るときはこの全部を持っていきます。太田川沿いの短い練習なら最小限でいいです。ライドの距離に合わせて少し変えています。

パンクは起きるときは起きます。でも補修パッチを忘れた太田川のあの日以来、少なくとも最低限のセットだけは絶対にバッグに入れてから出発するようになりました。3人の子どもがいて、週末だけ乗っているロードバイクで迷惑をかけるわけにはいきません。ちゃんと家に帰ってくることが最低条件なんですよね。CO2インフレーターは今は常に2本体制にしています。たぶんそれだけで、気持ちよく走れる理由の半分くらいはまかなえている気がします。
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