ロードバイク2年目が買ってよかったサイコンと最初に失敗した話

太田川放水路をひとりで走っていた去年の春、スマホをハンドルに括り付けて速度計代わりにしていました。日差しが強くて画面が全然見えないし、1時間走るとバッテリーがアラームを鳴らし始めるし、あげくスマホホルダーごと吹っ飛んで30メートルくらい引き返して拾いに行くはめになりました。

帰宅してそのことを話したら、妻に「なんでちゃんとしたの最初から買わないの」と言われました。正論でした。

それで最初にAmazonで見つけた2,000円くらいの無名サイコンを買ったのですが、これが失敗で、宮島街道を30kmほど走っている途中で数字が止まってしまいました。マグネットのセンサー位置がズレていただけだったとあとでわかるのですが、そのときはそんなことも知らなくて、ただ凹んでいました。2,000円でも、自分でハンドルに取り付けた達成感があっただけに、なんとも言えない授業料だったと思います。

ロードバイクを始めて2年、今は広島市内から太田川放水路を北上したり、週末は呉まで脚を伸ばすことも増えてきました。走る距離が増えるにつれて、サイコン選びへの向き合い方も変わってきました。18年間、作業療法士として患者さんに道具の使い方を一緒に考え続けてきた立場から見ても、最初の2,000円の失敗は笑えない経験だったなと思っています。

目次

サイコンを選ぶ前に整理しておいたこと

調べていて気づいたのは、機能を比較する前に「自分が何のために使うか」を整理しないと、選択肢が多すぎて迷子になるということでした。自分の場合、この3点を先に固めました。

  • GPS記録がいるかどうか 尾道まで走る日はルートを残しておきたいと思いました。スマホ連携で足りるか、本体GPS内蔵がいるかで価格帯がガラッと変わります
  • バッテリーの持ち時間 1回100km以上走ることがあるなら13時間以上は欲しいところです。広島から尾道までの往復だと7〜8時間かかることもあります
  • 防水性能 春先の太田川沿いは急に雨が来ます。IPX4以上は外せませんでした
ロードバイクに乗るサイクリスト(サイコン装着)

使ってみてわかった5台のこと

Garmin Edge 540

価格帯5〜6万円台。サイコンの王道で、GPS精度の高さと画面の見やすさは他と比べて頭ひとつ抜けている感じがします。クラッシュ検知機能がついていて、転倒すると緊急連絡先にアラートが飛ぶのです。42歳で3人の父親をやっている身としては、この機能の存在感はじわじわ効いてくるんですよね。

バッテリーは約26時間。広島から尾道まで往復してもまだ余裕がある計算で、疲れた状態でもボタン一つで画面を切り替えられる操作性は、長距離で走りながら操作するときに本当に助かると思います。

Wahoo ELEMNT ROAM

価格帯4〜5万円台。アメリカのブランドで、スマホアプリとの連携が特にスムーズでした。2.7インチのゴリラガラスのディスプレイは日光の下でも視認性が高いです。Garminよりセットアップが直感的で、忙しい朝にさっと出発したいときに向いているんですよね。バッテリーは約17時間でした。

Garminと最後まで迷ったのがこれで、「使いやすさで選ぶならWahoo」という感想は今も変わっていません。

Bryton Rider 750E

価格帯3〜4万円台。台湾Brytonの「Garminより1〜2万円安くて機能は同等」という立ち位置のモデルです。カラーマップ表示、ルートナビ、スマートトレーナー連携まで対応していて、本格派のスペックでした。バッテリーは約35時間と、この価格帯ではかなり長いです。

心拍・ケイデンス・パワーの3つをバランスよく表示できるのは、身体の使い方を気にしながら走る自分には合っているなと思っています。予算を抑えながら長く使いたい人向けのモデルだと思います。

iGPSPORT BSC100S

価格帯6,000円前後。最大40時間バッテリーでGPS搭載、価格が約6,000円という組み合わせは最初信じられませんでした。機能はシンプルで、速度・距離・GPS記録に特化しています。ブルベ参加者に支持されているのも納得で、「長く走るためだけに割り切った」感じが潔いと思います。

2,000円の無名サイコンで失敗した自分が言うのもなんですが、6,000円でGPSつきというのはやっぱり驚きでした。初めての一台として試すのもありだと思います。

CatEye PADRONE SMART+

価格帯1万円台後半。大阪の老舗CatEyeは国内サポートが充実していて、設定でわからないことがあっても日本語で対応していただける安心感があります。GPS非搭載ですがBluetooth・ANT+両対応で、スマホ連携で速度・距離・カロリーを管理できます。バッテリーは約15時間でした。

GPS記録にこだわらず「まず走ったデータを手軽に残したい」という最初の一台としては、選びやすい価格帯だと思います。

5台を並べると

商品名 価格帯 GPS バッテリー こんな人に
Garmin Edge 540 5〜6万円台 約26時間 本格派・安心感重視
Wahoo ELEMNT ROAM 4〜5万円台 約17時間 使いやすさ重視派
Bryton Rider 750E 3〜4万円台 約35時間 コスパ重視・本格派
iGPSPORT BSC100S 6,000円前後 約40時間 超コスパ・ブルベ志望
CatEye PADRONE SMART+ 1万円台後半 × 約15時間 日本ブランド・初心者
サイクルコンピューター比較イメージ

自分がこの5台のうちどれを選んだかは、また別の記事で書こうと思っています。

来月は尾道まで走ろうと計画していて、子どもたちに「お父さん何時間かかるの」と聞かれました。「わからん、でも帰ってくるよ」と答えたのですが、ちゃんとしたサイコンで距離と時間を記録しておいたら、次は答えられるようになるかもしれません。それだけでも十分な理由な気がしています。

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この記事を書いた人

40代パパ作業療法士。ロードバイクでダイエット中。週3〜4回の朝ライドを継続中。

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